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2016.4.20

九州道古賀サービスエリア22時・・・・被災地から関西圏救助隊9時間かけて帰還の途に

公共団体・その他

九州道古賀サービスエリア22時・・・・被災地から関西圏救助隊9時間かけて帰還の途に
時計の針は22時をまわった。
しんと静まり返る深い夜の始まり。

ここは、高速九州道古賀サービスエリア上り線。

お客さんもまばらになって当たり前のこの時間に、
併設のコンビニレジは、映えるオレンジ色の救助服に身を包んだ、
精悍な警察官・消防隊員のレスキュー隊員で長い列。
見ると、救助服に兵庫、明石、宝塚、加古川、西宮、神戸と明記されている。
(京築広域圏消防本部に問い合わせると、全国的に救助服はオレンジと決まってるとの事)。

煙草に火をつけ、静かに白い煙を吐き出す救助隊員に聞いてみた。
思った通り、熊本地震の被災地から、次の隊へバトンタッチをし一時帰還中という。
彼らは、地震発生後、大型バス数台に乗り込み、往路2日救助3日合計5日の計画で救助に臨んだ。
九州自動車道古賀サービスエリア・・・・。
片道9時間の帰還の途は先がまだ長い。

そして、彼が救助活動を行った被災地は、
今回の熊本地震で、震度7を観測し
県内最多となる20人の死者が出た(20日付朝日新聞)、
益城町。


状況をたずねると、
「(被害が大きくて)申し訳ありませんが、詳しいことを申し上げられません」と、
苦しそうで悲しそうな面持ちで答える姿に、
こちらも、ただ、「ありがとうございます。お疲れ様でした。道中お気をつけて」と
精一杯の労いの言葉をかける事しかできなかった。
救助隊の方々の「一つでも多くの人の命を救いたい」との志を間近で感じた瞬間だった。